天之御中主神

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元祇園梛神社・隼神社
【京都・中京区】もとぎおんなぎじんじゃ はやぶさじんじゃ

参詣の会や個人で巡った神社を、社格や大小・地域を問わず記録しています。

元祇園梛神社元祇園梛神社元祇園梛神社

元祇園梛神社・隼神社


所在地 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町17
御祭神
「元祇園梛神社」素戔鳴尊、宇賀御魂命、伊弉冉命、誉田別尊
「隼神社」建甕槌神、経津主神
社格 「隼神社」式内社(大社)
創建 伝・貞観11年(876年)
境内社 上川稲荷社、田中神社
その他 元祇園梛神社は祇園祭の起源となる由緒があり、隼神社は元朱雀院の院内に祀られた神社で式内社である。


トリップ 19 2016/1/4 ルート履歴
►  京都・四条通方面

四条通 火除天満宮 京都大神宮 神明神社 佛光寺 日吉神社

天道神社 火尊天満宮 京都神田明神 大原神社 菅大臣神社 繁昌の宮

元祇園梛神社 壬生寺 武信稲荷神社 中山神社 越後神社 大神宮 錦天満宮

坊城通りに面した東側の鳥居

今回の旅程では八阪神社の御旅社を除いて、四条通に面する神社は初めてである。
 境内に入ると二つの大きな社が目に入る。
元祇園梛神社・隼神社は夫々が摂社でもなく末社でもない二つの神社だ。
 元祇園梛神社は社伝によると、貞観11年に京で疫病が大流行し、播磨国広峰(広峰神社)から牛頭天王を勧請した際、牛頭天王の分霊をのせた神輿を梛の林に置いて祀ったのが創祀とされる。
 その後、牛頭天王の神霊を八坂に祀って祇園社(八坂神社)を創建する際、梛の住民が花飾りの風流傘を立て、鉾を振って楽を奏しながら神輿を八坂に送ったといい、これが祇園会(祇園祭)の起源といわれる。このことから梛神社は「元祇園社」と呼ばれるようになったという。

社務所

境内 左は元祇園梛神社 右が隼神社

元祇園梛神社

元祇園梛神社

隼神社

隼神社

田中神社 上川稲荷社

隼神社は、右京にあった元朱雀院に祀られていた神社で、式内社でもある。10世紀初頭に左京の四条坊門坊城に遷されたとされる。
 疫病の疱瘡・瘡神(くさ)と隼(はやくさ)の語呂により、瘡毒(腫れ物)平癒の信仰がある。
 この他、境内には田中神社と上川稲荷社があるが、元祇園梛神社の摂社と思われる。

 四条通から南側の下京区の山鉾町と云われる町を歩いて来たが、夫々の町の歴史や、祇園祭に係る様々な伝承を知るにつれ、京の伝統を守ってきたのが、官でも武者でもない、一般の庶民だと思い至らせる。
 神社を守るだけでも大変な事と思うが、その上日本最大の祭である「祇園祭」の伝統を繋げてゆくために、どれだけの労苦が必要なのだろう。

上川稲荷社 上川稲荷大神

 まだ今回の旅程が終わった訳ではないが、歩くにつれしみじみと感じさせられる。
 最近でありがたい事は日本全国の外国人観光客が2000万人に近く、過去最大を記録し、なかんずく京都が世界最大の観光都市となった事である。経済的にも心の励みとしても大変ありがたい事である。
 筆者もますます気合いが入ろうと云うものである。

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四条通・錦小路通 京都市下京区・中京区
火除天満宮 京都市下京区寺町四条下ル貞安前之町613
京都大神宮 京都市下京区新開町397
神明神社 京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町
佛光寺 京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397
日吉神社 京都市下京区室町通仏光寺下ル山王町534
繁昌の宮 京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町308
菅大臣神社 京都市下京区仏光寺通新町西入菅大臣町187-1
大原神社 京都市下京区綾小路通室町西入る善長寺町135
京都神田明神 京都市下京区新釜座町722
火尊天満宮 京都市下京区風早町559-1
天道神社 京都市下京区仏光寺通猪熊西入西田町615
元祇園梛神社 京都市中京区壬生梛ノ宮町17
壬生寺 京都市中京区壬生梛ノ宮町31
武信稲荷神社 京都市中京区今新在家西町38
中山神社 京都市中京区岩上通六角下ル岩上町748
越後神社 京都市中京区醒ヶ井通六角通上ル
大神宮 京都市下京区間之町通松原上る稲荷町
錦天満宮 京都市中京区新京極通四条上ル中之町537



田中神社 地主神


 

 

 

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