天之御中主神

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神明神社
【京都・下京区】しんめいじんじゃ

参詣の会や個人で巡った神社を、社格や大小・地域を問わず記録しています。

神明神社


所在地 京都府京都市下京区寺町四条下ル貞安前之町613
御祭神  天照大神、菅原道真公
創建 不明
境内社 文子天満宮(合祀)、他五社
その他 榎の大木があったので「榎神明」とも呼ばれる。
源頼政の「鵺退治」に用いた鏃が現在も社宝として伝わっている。


トリップ 19 2016/1/4 ルート履歴
►  京都・四条通方面

四条通 火除天満宮 京都大神宮 神明神社 佛光寺 日吉神社

天道神社 火尊天満宮 京都神田明神 大原神社 菅大臣神社 繁昌の宮

元祇園梛神社 壬生寺 武信稲荷神社 中山神社 越後神社 大神宮 錦天満宮

道中 街の一角 なんとなくレトロ

普段歩かない京都の町中をゆったりと歩くのもいいものだ。
 古い町家は昔のまま残っており幾分新しく建替えられているものの、やはり京都独特の雰囲気がある。
 街角のあちこちに地蔵さまがあるのも京都っぽい。
きょろきょろしながら歩いていると目標を見失って、通り過ぎる事もある。
 神明神社もうっかり通り過ぎる所だった。ここも間口が大変狭い。境内に入ってすぐ突き当たりに本堂が佇んでいる。

 平安時代末期、この地には摂政・関白の藤原忠通の邸があったという。邸には近衛天皇がしばしば行幸する里内裏でもあり、神社はその鎮守社として創祀されたそうだ。
 神明神社には源頼政の鵺退治の伝承があり、近衛天皇の命を受けた源頼政が鵺退治の際に、神明神社で所願成就の祈願をされたと云う。

正面の鳥居 綾小路通に面す

ご由緒

ご本殿

平家物語に記された鵺(ぬえ)退治
 平安時代の終わりの頃。近衛天皇は、このところ毎日のようにうなされる夜が続いていた。そうしたなか、ある日の深夜。
 警備の番が、何かの鳴き声のような、妙な音を聞きつけた。
空を見上げて警備の番は驚いた。なんと、東三条の森から黒雲が湧き出て、清涼殿の上を覆い尽くしているではないか。
 近衛天皇はたまらず、源頼政に、何とかするようにように命じる。
 源頼政は、京都通神明神社にて所願成就の祈願を行い、清涼殿を覆う黒雲の中で蠢く黒陰に向かって、「南無八幡大菩薩」と念じ矢を放った。
 すると、奇怪な声をあげ、奇妙なものが庭に落下した。それは、頭は猿であり、胴は狸、手足は虎、そして、蛇の尻尾を持った妖怪であった。
 鳴き声が鵺に似ていたことに由来して「鵺(ぬえ)退治」と言われる。

東三条の杜から鵺が出現したとの事は当地の大将軍神社でも伝説となっている。
 また、神明神社には鵺退治のときに用いた鏃が現在も社宝として伝わっている。
 さて、次は四条通から少し外れるが南下して仏光寺へ向かう。

次の目的地 → 佛光寺

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四条通・錦小路通 京都市下京区・中京区
火除天満宮 京都市下京区寺町四条下ル貞安前之町613
京都大神宮 京都市下京区新開町397
神明神社 京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町
佛光寺 京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397
日吉神社 京都市下京区室町通仏光寺下ル山王町534
繁昌の宮 京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町308
菅大臣神社 京都府京都市下京区仏光寺通新町西入ル菅大臣町187-1
大原神社 京都市下京区綾小路通室町西入る善長寺町135
京都神田明神 京都市下京区新釜座町722
火尊天満宮 京都市下京区風早町559-1
天道神社 京都市下京区仏光寺通猪熊西入西田町615
元祇園梛神社 京都市中京区壬生梛ノ宮町17
壬生寺 京都市中京区壬生梛ノ宮町31
武信稲荷神社 京都市中京区今新在家西町38
中山神社 京都市中京区岩上通六角下ル岩上町748
越後神社 京都市中京区醒ヶ井通六角通上ル
大神宮 京都市下京区間之町通松原上る稲荷町
錦天満宮 京都市中京区新京極通四条上ル中之町537




 

 

 

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