天之御中主神

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若宮八幡宮社
【京都・東山区】わかみやはちまんぐうしゃ

参詣の会や個人で巡った神社を、社格や大小・地域を問わず記録しています。

若宮八幡宮社

若宮八幡宮社


所在地 京都府京都市東山区五条橋東五丁目480番地
御祭神  応神天皇、仲哀天皇、神功皇后 椎根津彦命
社格 旧郷社
境内社 安房天満宮(菅原道真公)秋葉神社(火乃焼速尾命)稲荷神社(宇賀御魂命)竹生島神社(市杵島姫命)産霊神社(高皇産霊大神)蛭子社(蛭子之神)鍾馗神社(鍾馗)
その他 天喜元年(1053年)別名 六条左女牛八幡宮、陶器神社とも呼ばれる 例祭 8月8日


 トリップ 9 2015/11/8 ルート履歴
 京都・東山区方面

 大将軍神社 平安神宮 青蓮院 知恩院 京都霊山護国神社 八坂神社

 若宮八幡宮社 方広寺 豊国神社 妙法院 地主神社 清水寺 産寧坂

日暮れにさしかかり、写真を撮るにも、もう限界の時間だ。
 方広寺を北に上り、五条通を東に行くと北側に石鳥居が見えてくる。参道の入口はさほど広くないが、奥は結構深い。
 ここに来るまで、この神社の知識はほぼ0であり、若宮と言うので、どこか他の神社の末社程度に思っていた。しかし、由緒書きによると下記の通りとある。

 応神天皇(八幡神の主神)とその父母・仲哀天皇及び神功皇后を主祭神とし、左の相殿に仲恭天皇を祀っている。また、昭和二十四年に右の相殿に陶祖神の椎根津彦命が合祀されたことから「陶器神社」としても知られている。

 平安時代の天喜元年(1053)に、後冷泉天皇の勅願により源頼義が六条醒ケ井に創建したのが当社の始まりと伝えられ、当初は六条八幡、左女牛八幡とも呼ばれた。源氏一族や武士からの信仰が厚く、室町時代には足利歴代将軍の崇敬を集め、隆盛を極めた。その後、応仁の乱により荒廃し、社地を転々として慶長十年(1605)に五条坂のほぼ中央にあたる当地に移された。以下省略。

 往時は祇園、北野に次ぐ規模であったと言われ、大社の様相が推察できる。あらためて大したもんだと感慨にふけってしまう。
 次回は大阪を巡る予定だが、大阪市内の神社や仏閣は、悉く空襲で消失し、残念の極みであるが、この京都においては空襲を免れ、社殿共々歴史を繋いでいる事に、ありがたさを感じるものである。

陶器神社

祖霊社

稲荷社

手水社

鍾馗神社

 境内には摂末社も多く、興味あるものでは、平成25年(2013年)12月、日本初となる、鍾馗(しょうき)を祀った鍾馗神社が鎮座している。まっさらの神社で、 京都造形芸術大学の学生さんによる製作らしい。
 また、足利義満が寄進した御影石の「八角手水鉢」や、足利尊氏が奉納した珍宝七種の一つの「蓬莱石」など、見所も多い。

 由緒書きのつづきになるが、「毎年八月七日から十日までの四日間、若宮祭とともに陶器祭りが行われ、五条坂一帯で盛大に開催される陶器市は多くの人で賑わう」・・とある。
 そう、ここは有名な京焼・清水焼の発祥地であり、五条坂が「茶碗坂」と呼ばれる所以である。「清水焼発祥之地 五條坂」の碑も境内に設置されている。
 疲れを忘れて見入ってしまったが、とうとう日が暮れてしまった。

 さて、ここらでお終いとします。1日13件はやっぱりキツイです。反省ものです。
 今後はもっとゆったりとした行程を心がけたいと思います。お付き合いありがとうございました。

次回のトリップ → 大阪市北区方面 です。

 トリップ 9 2015/11/8 ルート履歴 ►   京都・東山区方面

大将軍神社 京都市東山区三条大橋東三丁目下ル長光町640
平安神宮 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
青蓮院 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
知恩院 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入三丁目林下町400
京都霊山護国神社 京都市東山区清閑寺霊山町1
八坂神社 京都府京都市東山区祇園町北側625番地
産寧坂 京都府京都市東山区下河原町、桝屋町辺り
清水寺 京都府京都市東山区清水一丁目294
地主神社 京都府京都市東山区清水一丁目
妙法院 京都府京都市東山区妙法院前側町447
豊国神社 京都市東山区大和大路正面茶屋町530
方広寺 京都府京都市東山区大和大路通七条上ル茶屋町527-2
若宮八幡宮社 京都府京都市東山区五条橋東五丁目480



蓬莱石



 

 

 

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