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知恩院
【京都・東山区】ちおんいん

お参りした寺院を紹介しています。仏閣・仏像など、神社と異なる宗教色が魅力です。

知恩院


所在地 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入三丁目林下町400
山号 華頂山
宗派 浄土宗
寺格 総本山
本尊 法然上人像(本堂)
阿弥陀如来(阿弥陀堂)
創建年 承安5年(1175年)
開基 法然
その他 正式名を華頂山 知恩教院 大谷寺と言う。拝観料等


 トリップ 9 2015/11/8 ルート履歴
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三門(国宝)

 京都へは何度も来ているが、八坂神社から南方向の清水寺の方へ向かう事が多く、反対側の知恩院へは行った事がなかった。
 今回は逆に北側からの行程であるため、しっかりと訪問が叶った。
 御影堂は大修理のため覆屋に包まれ、外からは見えないため、少なくとも三門は見ておきたかった。
 北側から来たため、北門を入口と間違えてしまったが、途中で気づき山門側へ達する事が出来た。
 広い石段を上ると巨大な三門がそびえている。あいにくの雨ではあるが、紅葉とのコントラストがとても美しい。

ここで、少し知恩院の勉強をしておく事にする。
 知恩院は、浄土宗の宗祖・法然が東山吉水に営んだ草庵が起源とされる。

 法然は比叡山にて15歳で得度する。その後、「専修念仏」の思想に開眼し、浄土宗の開宗を志し、比叡山を下りた。
 しかし、他の仏教界から激しい攻撃にさらされる事になる。
法然は讃岐国に流罪となり、4年後の建暦元年(1211年)には許されて都に戻ったものの、翌年の1月、80歳で没している。
 さらにその後、弟子達が廟を守るものの、叡山の僧兵による攻撃を受ける事となる。
 文暦元年(1234年)、法然の弟子・勢観房源智が再興し、四条天皇から「華頂山知恩教院大谷寺」の寺号を下賜されている。
 知恩院の名は、遺弟たちが報恩のために行った知恩講に由来する。
 その後も永享3年(1431年)の火災や応仁の乱などで焼失するが、その都度再興されている。

御影堂は現在修理工事中

多宝塔

 現在のような大伽藍が整えられるのは江戸時代に入ってからのことである。
 しかし、その後も、火災により、三門、経蔵、勢至堂を残しほぼ全焼するが、将軍家(徳川家)の手厚い庇護のもとで再建が進められ、現在の姿に整えられた。

 さて、建物であるが、やはり特に目を引くのは三門である。
現存する三門(山門)のなかでは最大との事である。
 門の上層内部は仏堂になっており、釈迦如来像と十六羅漢像を安置している。日本三大門のひとつとも言われる。
 御影堂は修理中で現在は見る事が出来ないが、徳川家光によって建立されたものであり、名前の由来は宗祖法然の像を安置する事による。
 巨大な堂宇で、江戸幕府の偉容を誇示するかのようである。

阿弥陀堂

経蔵(重要文化財)

しかし、浄土宗の歴史にも感慨深いものがある。
 時間の都合もあり、全てを見る事は出来なかったが、思った以上に堪能させて頂いた。
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大将軍神社 京都市東山区三条大橋東三丁目下ル長光町640
平安神宮 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
青蓮院 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
知恩院 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入三丁目林下町400
京都霊山護国神社 京都市東山区清閑寺霊山町1
八坂神社 京都府京都市東山区祇園町北側625番地
産寧坂 京都府京都市東山区下河原町、桝屋町辺り
清水寺 京都府京都市東山区清水一丁目294
地主神社 京都府京都市東山区清水一丁目
妙法院 京都府京都市東山区妙法院前側町447
豊国神社 京都市東山区大和大路正面茶屋町530
方広寺 京都府京都市東山区大和大路通七条上ル茶屋町527-2
若宮八幡宮社 京都府京都市東山区五条橋東五丁目480



千姫の墓


 

 

 

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