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妙法院門跡
【京都・東山区】みょうほういんもんぜき

お参りした寺院を紹介しています。仏閣・仏像など、神社と異なる宗教色が魅力です。

妙法院門跡


所在地 京都府京都市東山区妙法院前側町447
山号 南叡山
宗派 天台宗
本尊  普賢菩薩
阿弥陀如来(阿弥陀堂)
創建年 平安時代初期
開基 最澄
その他 春と秋に特別拝観を行っている。通常拝観の料金は不要。


 トリップ 9 2015/11/8 ルート履歴
 京都・東山区方面

 大将軍神社 平安神宮 青蓮院 知恩院 京都霊山護国神社 八坂神社

 若宮八幡宮社 方広寺 豊国神社 妙法院 地主神社 清水寺 産寧坂

 今日はこれまでに9件参詣したこともあり、少々バテ気味であるが、目標完遂意識の方が強く、清水寺から更に南下を続ける。
 次は豊国神社の予定であったが、途中「妙法院門跡」の門を目にして、見てみたい誘惑に駆られ、吸い寄せられるように門をくぐってしまった。
 門跡寺院の参詣は、今回参詣した「青蓮院門跡」と合わせ2件目になるが、以前に参詣した「三十三間堂」とあわせ、「天台三門跡」を全て参詣した事になる。
 後は「曼殊院門跡」と「毘沙門堂門跡」をお参りすると「京都五箇室門跡」を完遂したことになる。近いうちに、ぜひ挑戦してみたいものだ。
 ところで、皆さんは寺の築地塀に引かれた白い線の事をご存知だろうか。

大門

この白い線は「定規筋」と言って、寺などの格式を表している。 最高が五本線(五条)で、本数が多いほど格式が高い事になるのだそうだ。
 つまり「妙法院」の場合は四本なのでかなり高位の格式と言う事になる。参考までに、京都御所の場合は五本である。

 さて、境内に入ると、落ち着いた空間が広がっている。
寺院と言うより、御所の佇まいを思わせる景観である。
 玄関を正面に、右側に宸殿があり、奥には大書院、白書院、護摩堂、聖天堂などが並ぶ。そして、堂宇の間は渡り廊下でつながれている。
 また、離れてはいるが、有名な「三十三間堂(蓮華王院)」や「方広寺」も妙法院の所管となっている。

庫裏 国宝

大玄関 重要文化財

玄関前の庭園

唐門

 妙法院の起源は、他の門跡と同じく比叡山延暦寺の坊に由来する。この地に定まる経緯は定かでないが、後白河上皇による「三十三間堂」や「新日吉神宮」の造営の関わりが史実として登場する。
 さらに、豊臣秀吉による「方広寺大仏殿」の完成を受けて「千僧供養」を行ったと、当時の記録が残っており、現在の「庫裏」は、集められた千人に及ぶ僧侶の食事のための賄いの場所だといわれている。今でいう台所だ。
 近代に入ると「新日吉神宮」や「方広寺」は独立し、「三十三間堂」が現在も所管である。
 また、妙法院では通常の拝観以外に、春秋に寺内に入れる特別拝観を行っている。
 次に東山に来る時は必ずチェックである。

宸殿

本堂では説明がおこなわれている

 さて、ゆったりと寄り道をしてしまったが、日暮れが近くなるので、このへんで切り上げて、次は豊国神社へ向かいます。
 妙法院との関係からますます興味がわいてくる。
写真一番下は行き道にあったお地蔵さん?らしき祠です。妙法院ではありません。

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大将軍神社 京都市東山区三条大橋東三丁目下ル長光町640
平安神宮 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
青蓮院 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
知恩院 京都府京都市東山区新橋通大和大路東入三丁目林下町400
京都霊山護国神社 京都市東山区清閑寺霊山町1
八坂神社 京都府京都市東山区祇園町北側625番地
産寧坂 京都府京都市東山区下河原町、桝屋町辺り
清水寺 京都府京都市東山区清水一丁目294
地主神社 京都府京都市東山区清水一丁目
妙法院 京都府京都市東山区妙法院前側町447
豊国神社 京都市東山区大和大路正面茶屋町530
方広寺 京都府京都市東山区大和大路通七条上ル茶屋町527-2
若宮八幡宮社 京都府京都市東山区五条橋東五丁目480



本堂(普賢堂)

道でみつけた地蔵さま?


 

 

 

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