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玉造稲荷神社

所在地　大阪府大阪市中央区玉造2-3-8
御祭神　主祭神・宇迦之御魂大神、配祀・下照姫命、稚日女命、月読命、軻偶突智命
社格　府社
境内社　厳嶋神社（市杵嶋姫神）、万慶稲荷神社・新山稲荷神社（共に宇迦之御魂大神）、胞衣塚大明神（ 豊臣秀頼の胞衣）
その他　

トリップ 11　2015/11/22 ルート履歴
►大阪・城東区・中央区方面
天守閣と城テラスは後日追加

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正面の鳥居

　玉造稲荷神社は大阪城のちょうど南に位置し、上町台地の北部にあたる。
　鵲森宮から自転車だが、緩やかな上り坂が続き、少しキツイ。
それでも なんとか頑張って玉造稲荷神社 に到着。
　境内に至る正面の入口は、さほど広くないが、境内に入ると広い空間が現れる。稲荷神社だけあって、朱赤の拝殿や七五三ののぼりが華やいだ雰囲気だ。
　この神社も起源が古く、なんと紀元前に遡るらしい。由緒によると、垂仁天皇18年（西暦　紀元前12年）に創祀されたとされている。
　しかし、この神社も例外なく、その後の幾度もの戦火によって焼失し、その度に復興されている。
　日本の神社仏閣は、殆どが木でできているため、長い歴史の中で、燃えてなくなってしまったり、洪水で流されたりで、こればかりはどうにもならないようである。

拝殿

唐破風と切妻の構えが美しい

拝殿正面

本殿がわずかに見える

拝殿側面

阪神淡路大震災で被災した豊臣秀頼公奉納鳥居

境内にはやはり、豊臣家に因む神社や石碑などが点在する。

　万慶稲荷神社は、大坂城内各屋敷に祀られていた多くの稲荷神を合祀された神社であり、新山稲荷神社は大坂城代・松平輝和公の屋敷に祀られていた神社であったとされる。
　また、豊臣秀頼公と母・淀殿を結ぶ卵膜・胎盤などの胞衣（よな）が鎮まる胞衣塚大明神などがある。
　さらに奥には丈の短い石鳥居があるが、阪神淡路大震災で被災した、豊臣秀頼公奉納の鳥居である。基礎が損傷し、このような姿にて保存されている。
　本殿脇の奥まったところには厳島神社があり、市杵嶋姫神をお祀りしている。
　天照大御神と素盞嗚尊の誓約によって生まれた女神、宗像三神の一柱で、古来陸上航海安全の神と云われる。

千利休居士顕彰碑

万慶稲荷神社・新山稲荷神社

胞衣塚大明神

万慶稲荷神社・新山稲荷神社

狐さんがたくさんいます

厳島神社前の鳥居

市杵嶋姫神が祀られている厳島神社

豊臣秀頼公

ご由緒

「玉造黒門越瓜ゆかりの地」記念碑

　さすがに大阪城周辺は豊臣家縁の社寺が多い、次ぎに行く予定の豊國神社も、その一つだ。

　さてこの辺で切り上げるが、裏参道でおもしろそうなものを見つけたので紹介しておく。参道の石段の真ん中あたりに平坦地があり、その端に瓜の形をした石碑がある。案内があり、次のように記している。
　大坂城の玉造門が黒塗りの門であった事から、この門を別名黒門と呼び、その付近で作られた瓜が名産となり「玉造黒門越瓜」と呼ばれるようになったとの事。
　"ウリ"を愛してやまないのでしょうか。なんとなく癒されます。

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上町台地の証である裏参道の石段

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