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興福寺
【奈良・奈良市】こうふくじ

お参りした寺院を紹介しています。仏閣・仏像など、神社と異なる宗教色が魅力です。


興福寺


所在地 奈良県奈良市登大路町48
山号 なし
寺格 法相宗
本尊 釈迦如来
開基 藤原不比等
創建年 天智天皇8年(669年)
その他 世界遺産、南都七大寺
五重塔・東金堂・北円堂・木造弥勒仏坐像・乾漆八部衆像他、国宝多数


2015/9/20 ルート履歴 ▶ 奈良・奈良市方面

 興福寺 東大寺 手向山八幡宮 春日大社 平城宮 月日神社

奈良公園のシカ

 久しぶりに奈良に行く事になった。わくわくである。京阪電車から丹波橋で近鉄に乗り換え、終着が近鉄奈良である。
 筆者、基本的に交通は電車利用である。奈良からは、レンタサイクルで電動アシスト車を利用した。手配は全てメンバーがやってくれる。丸1日乗って1200円は安いのかも知れない。
 ただし、電力は30kmしか持たない。電力を節約しながらの行軍であるが、なかなか快適だ。
青空が広がる快晴のもと、奈良公園には人が溢れている。
  また、世界的にも有名になった「奈良公園のシカ」が愛想を振りまいている。・・というより「シカせんべい」をおねだりしている。・・と言う風情。和やかなものである。
 途中で人力車を発見。人力車と言えば京都っと、勝手に思い込んでいたが、いかにも国際的な観光地である。人生一度は乗ってみたいものである。

人懐っこい

最初の目的地「興福寺」は奈良公園のお隣だ。
と言うより公園と一体化している感じだ。公園では食のフェスティバルのごときものが催され、盛況だ。
 興福寺は東大寺に至る途中であり、素通りしてしまう事も多いが、立派なお寺で、数多くの国宝を誇る。 そして世界遺産でもある。
 すぐに目に留まるのは五重塔である。
その姿美しく、高さでは、京都「東寺」の五重塔に次いで全国二番目の高さを誇る。そのお隣が「東金堂」だ。いずれも国宝である。
 興福寺は南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院である。南都七大寺の一つにも数えられる。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺でもある。


東金堂

 興福寺は、度重なる戦乱の中で苦難の歴史を繰り返している。特に治承・寿永の乱(源平合戦)では、東大寺とともに諸堂の大半が炎上した。
また、江戸時代の享保2年(1717年)の火災の時は西金堂、講堂、南大門などが焼け落ちたが、再建される事はなかった。
 更に、廃仏毀釈により破壊されもしたが、その度に再興が繰り返されもしたが、現在残っているのは往時の一部である。
 寺に塀が無く、公園の中に寺院がある状態はこの時の名残だ。現在、中金堂が再建中であり、南大門の再建も計画されている。 見所として、筆者のお薦めは「興福寺国宝館」だ。
 旧山田寺仏頭、阿修羅像、乾漆八部衆立像等々、数多くの国宝が展示されている。特に阿修羅像は必見だ。
 その他の見所も多い。三重塔や南円堂・北円堂・大湯屋など、いずれも国宝や重要文化財だ。

南円堂

アシスト自転車は快適である。シカ達や人々を横目に軽快に走る。
 さあ、次は「東大寺」である。

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 6 2015/9/20 ルート履歴 ► 奈良・奈良市方面

興福寺 奈良県奈良市登大路町48番地
東大寺 奈良県奈良市雑司町406-1
手向山八幡宮 奈良県奈良市雑司町434
春日大社 奈良県奈良市春日野町160
平城宮 奈良県奈良市春日野町160
月日神社 奈良県奈良市下三條町28


 

 

 

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