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参拝の会や個人で巡った神社を、社格や大小・地域を問わず記録しています。

大阪天満宮

所在地　大阪府大阪市北区天神橋二丁目1-8
御祭神　菅原道真公
社格　府社・別表神社
境内社　大将軍社 (八衢比古神 八衢比売神 久那斗神)白米稲荷社（稲荷大神）、神明社、蛭児遷殿、八坂社、妻社、亀吉、霊符社（天之御中主神）、松尾社、八幡社、吉備社、住吉社、十二社、白太夫社、老松社紅梅殿、祖霊社
その他　天神祭 　6月下旬吉日から7月25日にかけて約1ヶ月間。

トリップ 10　2015/11/17　▶ 大阪 ・北区方面

綱敷天神社 御旅社 ▶ 歯神社 ▶ 太融寺 ▶ 綱敷天神社 ▶ 堀川戎神社 ▶ 大阪天満宮

天神橋筋商店街２丁目入口

　雨が気になる事もあって、急ぎ足で南下し、天神橋筋商店街を経由して天満宮へ向かう。
　皆さんはご存知だろうか、天神橋筋商店街は南北に日本一長いアーケードを持つ商店街である。筆者も何度か来ているが、一度だけ踏破した事がある。道のりは長く北の起点の天六から天一まで2.3kmある。その間に600軒の店が軒を連ねる。
　ここだけでも立派な観光名所と言っていいだろう。店を覗きながらの、"ぶらり"もいいものだ。
いずれ本サイトで紹介する事にします。

　筆者は途中の天二の入口からの参詣であるが、写真の通り上部に設置された人形が歓迎してくれる。中を進むと、今度は大きな提灯で「天満宮参詣道」とあり、この先を曲がるとすぐに天満宮である。提灯下には「天満天神繁昌亭」の表示もされている。
帰りに寄ってみる事にする。

天神橋筋商店街

楼門

境内図

楼門天井の方位盤

　「天満宮」と言えば誰もが連想するのは、やはり「天神祭」ではないだろうか。
　筆者も子供の頃は、親に連れられてよく来たものだ。
しかし、近年は日本三大祭りの一つとあって、一帯は大変な人出で賑わい、祭りを見物と言うより、人を見物に来ているように思うほどになる。境内に入るのも一苦労である。・・なので、普通にお参りが出来る事が大変ありがたく感じる。

　少し勉強であるが、日本三大祭りと言えば、京都の祇園祭、そして大阪天満宮の天神祭・東京の神田祭りで、よく知られた祭りである。でも「大阪三大夏祭」は結構知らない人が多い。
　実は筆者も知らなかった。下記覚えておく事にする。

大阪三大夏祭　大阪市天王寺区の四天王寺支院の愛染祭
　　　　　　　大阪市北区の大阪天満宮の天神祭
　　　　　　　大阪市住吉区の住吉大社の住吉祭
　愛染祭のみ寺院の祭りであるが、神仏習合のなごりらしい。

蛭子門

さて、ご由緒にも触れておく事にする。
　御祭神である菅原道真公は、政敵である藤原時平の策略により九州太宰府に左遷される事になるが、途中、大将軍社に参詣し、その２年後に生涯を閉じる事になる。
　その約５０年後、天暦３年（９４９年）のある夜、大将軍社の前に突然七本の松が生え、その梢は、金色の霊光を放ったと言われ、これを耳にした村上天皇が、勅命によって天満宮を建立させたのが始まりとされる。

　その後、江戸時代だけでも七度もの火災にあい、全焼した事もあるが、都度民衆の献身的な奉仕により再興されている。
　先の大戦による空襲では、堀川戎など、他社地域が灰燼に帰するも、民衆によって火災かから免れた経緯を有する。

　摂末社はたくさんあり、天之御中主神を祀る「霊符社」や「白米稲荷社」など一通り巡拝させていただいた。
　ただ一つだけ無念の事がある。天満宮の由緒にかかわる「大将軍社」の参拝と、写真撮影を忘れていた。雨で急いだせいもあるが、大失態であった。写真もなくてすみません。
　でも、当サイトに名前を頂いた天之御中主神には特にしっかり参拝をさせて頂いた。

　天神さまを祀る神社は多数あり、筆者もたくさん参詣させて頂いたが、次回京都へいった時には洛北の北野天満宮へはぜひ参詣したいと思っている。菅原道真公に関しても記したいと思っていたが、その時に記することとする。

権現造りのご本殿

七五三だが、雨のせいか人はまばら

渡り廊下、手前側に「難関突破の門」登竜門がある

ご本殿の側面、合格祈願の絵馬でいっぱい

本社を背面から見る

神楽殿・参集殿

北側の参道

神輿社

天満天神繁昌亭

最後にどうしても見ておきたかったのが「天満天神繁昌亭」だ。天満宮の北側の鳥居をくぐると、すぐそこにある。
　六代桂文枝師匠が頑張って、天満宮も協力してできた、鳴り物入りである。これを見て大阪の実感を感じるのが楽しみの一つでもあったのだ。

雨も止まないし、今回はこれで終了です。次回も大阪府です。

►次回のトリップ　→　大阪市城東区方面　須佐之男尊神社（関目神社）です

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