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四天王寺
【大阪・天王寺区】してんのうじ

お参りした寺院を紹介しています。仏閣・仏像など、神社と異なる宗教色が魅力です。

四天王寺


四天王寺


所在地 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
山号 荒陵山
宗派 和宗宗
寺格 総本山
本尊 救世観世音菩薩
開基 聖徳太子
創建年 推古天皇元年(593年)
その他 お堂の外からは自由に参拝できるが、中心伽藍内の参拝は料金が必要、大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料。その他、宝物館や庭園も別途必要。


トリップ 5 2015/8/2 履歴 ▶ 大阪・天王寺区方面

四天王寺 一心寺 新世界稲荷神社 新世界・通天閣 ビリケン神社

南大門

 久しぶりの天王寺である。「あべのハルカス」や「キューズモール」の開業などにより、天王寺も、ずいぶん様変わりしたものだ。
 最近では、天王寺公園に「てんしば」も完成し、活況を呈している。
さて、今回のはじめの目的地は四天王寺である。
 大阪環状線天王寺駅から徒歩15分程度で南大門前に到着。実は筆者大阪出身でありながら四天王寺は初めてである。
 ここで少し勉強をしておく事にする。
起源は、日本書紀よると用明天皇2年(587年)、かねてから対立する、蘇我氏と物部氏の間に戦が発生。
 聖徳太子こと厩戸皇子は蘇我氏の状況を鑑み、木を伐って、四天王の形を作り、「もしこの戦に勝利したなら、必ずや四天王を安置する寺塔を建てる」という誓願を立てた。
 結果は崇仏派である蘇我氏の勝利となり、四天王寺建立の誓願が果たされる事となる。

中門

 四天王寺の寺名は、上記誓願による仏の名である。
持国天・増長天・広目天・多聞天 の事であり、六欲天の初天に住し、帝釈天に仕え、仏法および須弥の四洲を守護する。
 四天王になぞらえ、戦を鼓舞したものだろう。
伽藍配置は中門、塔、金堂、講堂を南から北へ一直線に配置する「四天王寺式伽藍配置」であり、その北に六時堂、東に聖徳太子を祀る聖霊院がある。
 悲しい事に四天王寺は、幾度もの戦火や災害により焼失している。同時期の法隆寺と比べると、あまりに悲運である。
現在の中心伽藍も大阪大空襲で焼失し、鉄筋コンクリートにより再建されたものだ。本当に忌むべきは戦争である。
 他にも多くの堂宇があり、六時堂や五智光院など重文のものも多数ある。
 日曜のせいか参拝者が多い。そして賑やかだ。
境内を巡覧していると、フリーマーケットを発見。ここでしばし休憩。


聖霊院

聖霊院、上がって参拝

北鐘堂

六時堂

カメの甲羅干し?

 六時堂の前に「亀の池」があり、亀がたくさんいてカメカメしい。のんびりムードである。
 仏教には捕まえた魚・鳥・獣を野に放す「放生会(ほうじょうえ)」があり、その時に亀が放されてきたようだ。殺生しない事が本義です。
 池には橋があり、そこに石舞台がある。「日本三舞台」の一つとされ国の重要文化財である。その他の二つは、住吉大社の石舞台、厳島神社の平舞台。
 中央の伽藍は回廊の一部から覗けるのでパスする事にした。コンクリート造りとは言え、当時の構造を再現した見事なものだ。

 退路は西門からだが、門のすぐ先に、大きな鳥居がある。神仏習合の名残らしいが、ミスマッチに思えて仕方がない。

金堂

五重塔

そのまま歩いて新世界方面へ向かう。それほど距離はなさそうだ。
 さあ、次は「新世界」である。が、寄り道をする事になる。

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 トリップ 5 2015/8/2 ルート履歴 ▶ 大阪・天王寺区方面

四天王寺 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
一心寺 大阪府大阪市天王寺区逢阪二丁目8番69号
新世界稲荷神社 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-16
新世界・通天閣 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6-26
ビリケン神社 大阪府大阪市浪速区恵美須東3-6-1


 

 

 

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