天之御中主神

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京都御所
【京都】きょうとごしょ

参詣の会や個人で巡った史跡や名所を、観光を兼ねて記録しています。

京都御所


京都御所


所在地 京都府京都市上京区京都御苑内
皇室関連施設で、14世紀以来、1869年までの間、内裏、すなわち歴代天皇が居住し儀式や公務を執り行う場所であった。現在は宮内庁京都事務所が管理している。


2015/4/5 ルート履歴 ▶ 京都・上京区・左京区方面

 京都御所下鴨神社「賀茂御祖神社」

鴨川

 京都御所は年二度の一般公開の度に、かねてから行きたいと思っていたが、今回は決意して、とうとう足を運を運ぶ事にした。
 あいにくの雨模様だが、滅多に見れるものではないので、構わず決行。
 京阪出町柳で下車、徒歩十五分ほどで京都御苑だ。
御苑の中、北側に位置する。
 ちょうど桜の季節であり、あちこちに見かける桜が、華やかな気持ちにさせてくれる。雨とはいえ、大変いい感じだ。
 京都御所は、南北朝の合以後、正式な皇居となって明治2年(1869年)、明治天皇の東京行幸時まで550年に渡り内裏とされた。建物はその間、火災等により、幾度もの建替えが行われている。
 また、東京行幸後には著しく荒廃し、明治天皇は「京都御所を保存し旧観を維持すべし」と宮内省に命じている。

広大な京都御苑

京都御所の築地塀と北東角の鬼門封じの猿ヶ辻

一般公開の内容は下記の通りです。

京都御所春季一般公開 (宮内庁HPより)
1 期間
平成27年4月3日(金)から4月7日(火)までの5日間
2 入門時間
午前9時(開門)から午後3時30分(閉門)まで
3 参観者は,宜秋門から参入し,清所門から退出することになります。
(清所門の最終退出時刻は,午後4時15分です。)
4 展示

建物
展示内容
御車寄 六曲屏風 墨絵山水 (筆者 狩野安信)
新御車寄 扉・ガラス窓開放
回廊(西側)  生け花(総本山仁和寺の御室流,御寺泉涌寺の月輪未生流,大本山大覚寺の嵯峨御流)
春興殿 扉・半蔀開放(内々陣御簾)
紫宸殿 高御座た・御帳台,西唐戸開放
清涼殿 釣灯籠5基
大臣宿所 萬歳旛,日像纛旛,月像纛旛,大錦旛(霊鵄形,頭八咫烏),御菅蓋
小御所 人形(舞楽)展示(万歳楽2体,五節舞2体)※雅楽演奏
御学問所 遣戸・障子開放
御常御殿・東側 東側 遣戸・障子開放
御常御殿・南側 遣戸・障子開放
一の間 掛け軸(竹に亀,寿老人,松に鶴) 筆者 狩野

※参観順路からは,各御殿の障壁画がご覧いただけます。
なお,一部の御殿については,LED照明を設置しています。

御車寄

御車寄


諸大夫の間、墨絵山水

 

 宜秋門で手荷物等のチェックを受けて、いよいよ御所内へ入ります。
 すぐに目に入るのが「諸大夫の間」と「御車寄」で、墨絵や屏風がよく見えるように開放されています。
 「御車寄」は宮廷に勤める人々が、宜秋門で履物を履き替え、歩いてここから参殿したとの事です。
 「諸大夫の間」は参殿した者の控えの間で、 身分の違いによって部屋が分けられている。ふすま絵によって部屋の格式が違うとの事。  ※下の図は宮内庁HPより

建礼門

日華門

春興殿

御菅蓋

大臣宿所、萬歳旛,日像纛旛,月像纛旛

紫宸殿と左近の桜

大臣宿所、大錦旛(霊鵄形,頭八咫烏)

つづいて、回廊沿いに進むと、大臣宿所がある。
 色々展示物があり、間近で見る事が出来る。
上の写真の、錦の御旗。図柄には八咫烏や金色の鵄など、古事記に登場するキャラクターが刺繍してある。
 これは今上天皇の即位の礼に使われた旗ではないだろうか。
実物を見れるとは感激である。
さらに右奥には春興殿があり、扉が開放してある。
 そして日華門から紫宸殿のほうへ向かう。日華門をくぐると、今迄写真でしか知らなかった紫宸殿が目の前にある。寺院でもない。神社でもない。御所御殿である。
 大きな建物だ。左右には「左近の桜」と「右近の橘」がある。ひな飾りそのものではないか。
 紫宸殿奥には高御座と「御帳台」が見える。
建物は寝殿造りを基本に復古様式を取り入れていて、板張りの床や天井板を張らない化粧屋根裏など、簡素な造りに見えるが、美と歴史・伝統に基づく、粋をこらした殿堂である。

紫宸殿と右近の橘

清涼殿へ

清涼殿の継ぎ目

清涼殿

紫宸殿の次は清涼殿へと続く。
 清涼殿は元々は天皇の居住の場であったが、お常御殿が造られてからは執務と儀式の場となっている。
 紫宸殿と違い、生活の場であったため、部屋が沢山間仕切られており、今回も生活の調度等が見て取れる。
 そして、奥には、御湯殿やお手水など、生活感のある部屋が並んでいる。
 清涼殿を出ると、御池庭及び小御所である。寝殿造から、武家造りへ移行する時期の建物である。
 幕末の「王政復古の大号令」が発せられた建物です。
小御所には今回のために、雅楽装束の人形が設えてあり、宮廷文化の雅やかさを表現している。
 また、背後の青を基本とした襖のデザインがとても美しい。

小御所、人形(舞楽)展示(万歳楽2体,五節舞2体)

御学問所

御常御殿

御常御殿

御池庭

コースの最後は、御学問所とお常御殿だ。
 御常御殿は、天皇の普段のお住まいの場所で、畳を敷き詰めた書院造のお部屋が、大小15間もある。
 今回はふすまが開かれ、室内のふすま絵がよく見える。
最後に御学問所であるが、これは皇太子が学問を修するための御殿と言う事だ。

一通り見終えて、期待した通りの宮廷建築や文化を、しっかり堪能させて頂いた。

 ・・そうそう、言い忘れていたが、御池庭であるが、これも相当に美しい庭園であった。見事な日本庭園で、優雅でゆったりとした安らぎを感じる。
 この庭だけでも、宮廷ならではの贅沢感を醸している。

次の目的地は特に決めていなかったのだが、行った事のない神社と言う事で、下鴨神社に決定。

次の目的地 → 下鴨神社「賀茂御祖神社」

トリップ 2 2015/4/5 履歴 ▶京都・上京区・左京区方面

京都御所 京都府京都市上京区京都御苑内
下鴨神社「賀茂御祖神社」 京都府京都市左京区下鴨泉川町59


 

 

 

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